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東京で働くサラリーマンのブログです

東京の不動産について

私は都内で働くサラリーマンです。学生の頃は就職したら、車を買って、趣味にお金使って、楽しい生活が待っているんだろうなと思っていました。

しかし、就職してみると、額面の給料がそのまま貰えるのではなく、税金を引かれること、東京ですと家賃が高く給料がほとんど消えてしまうことに気付きました。社会人になってみると、本当に当たり前のことですが、学生の時まではこんな現実考えてもいなかったです。

そこで、東京(およびその近郊)の不動産価格について掘り下げて考えていこうと思います。

 

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生活の基本

衣食住

「衣食住」という言葉もありますが、これは生活の基本を表した言葉です。

 

「衣」は、衣服の衣。つまり服です。

 

「食」は、食事の食。

 

「住」は、住居の住。住むところです。

つまり、人間が生きていくためには着る衣服があって、食べ物を食べ、家に住むということです。それほど家というのは人間の生活には深く根付いているものなんですね。

 

人生何にお金がかかるのか

三大出費

また、人生の三大出費と言われるものがあります。

これは「住宅」「教育」「老後」を指します。(以前まで私は住宅、車、保険と思っていました・・・)

住宅

「住宅」は、マイホームなら買う時にそして買った後にもお金がかかります。また、賃貸住宅に住むとしても、敷金・礼金、毎月の家賃がかかります。

教育

「教育」は、子どもの教育にかかるお金です。私はまだ子どもがいないので分かりませんが、どのぐらいかかるのか調べてみました。

文部科学省:平成28年度子供の学習費調査

公立の場合で

幼稚園233,947円

小学校322,310円

中学校478,554円

高等学校450,862円

私立の場合で

幼稚園482,392円

小学校1,528,237円

中学校1,326,933円

高等学校1,040,168円

幼稚園~高等学校まで全て公立で

幼稚園:233,947円×3年=701,841円

小学校:322,310円×6年=966,930円

中学校:478,554円×3年=1,435,662円

高等学校:450,862円×3年=1,352,586円

合計:4,457,019円

幼稚園~高等学校まで全て私立で

幼稚園:482,392円×3年=1,447,176円

小学校:1,528,237円×6年=9,169,422円

中学校:1,326,933円×3年=3,980,799円

高等学校:1,040,168円×3年=3,120,504円

合計:17,717,901円

ということになります。やはり、かなりのお金がかかることに驚きました。

このシュミレーションのようでなくとも、幼稚園、小学校までは公立で中学校、高等学校は私立のようなパターンもあるかと思いますが、いずれにせよ数百万~千数百万のお金がかかるのですね。

また、大学へ行く場合は更に下記のお金がかかります。

文部科学省:私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

国立

入学料282,000円

授業料535,800円

4年間合計:282,000円+535,800円×4年=2,425,200円

私立

入学料252,030円

授業料900,093円

4年間合計:252,030円+900,093円×4年=3,852,402円 

入学料は入学時のみかかり、授業料は毎年支払うので、×4をします。

医学部、薬学部等は6年なので更にかかることでしょう。

ここまで、教育費を見てきましたが改めてものすごいお金がかかるのですね。ついつい忘れがちですが、人生設計には組み込まないといけませんね。

老後

「老後」は、収入がなくなるので年金で暮らさないといけません。人生何が起こるか分からないので不測の事態のためにもお金は必要ですね。そのため、老後資金も貯めておく必要があります。

 

つまり、住居・住宅・家というのは生活に欠かせないものであり、また生きていく上で最も大きなお金のかかるものなんですね。

 

私個人的には、本当はマイホームを買うか賃貸住宅を借りたいのですが、現実的にそれが厳しいので、親に家賃を払って、親の実家に置いてもらっています。相場よりかは安めなので助かっています。また、実家があるから、無理に自分で一人暮らしをしないでも、いいやという思考が働いている部分もあるかもしれないです。例えば賃貸住宅を借りて縁もゆかりもない大家さんに家賃を支払うよりは、自分の実の親に支払う方がいいかなと個人的には考えている部分もあります。本当に親には感謝しかないです。

 

ところで、なぜマイホームを買うあるいは賃貸住宅に住むのが厳しいかというと東京23区はとにかく物件価格あるいは家賃が高いことが挙げられると思います。

 

現在、私は20代後半なのですが、そろそろ将来のことも真剣に考え、マイホームを購入するか賃貸住宅に住むかから始まり、どんな物件が良いのか、安く買うまたは借りるにはどうすれば良いのかちょっとずつではありますがここ1~2年で不動産について学んできました。今回はその中から私なりに思ったことや知ったこと等を書いていきたいと思います。

 

なぜ、東京の不動産価格は高いのか

そもそも、なぜ東京の不動産価格はこんなにも高いのか?

東京23区の戸建て住宅は安くても4,000~5,000万円はするのではないでしょうか。

区分(マンション)でも安くても3,000万円はするイメージです。

 

これは、不動産価格に限らないと思うのですが、物の価格は需要と供給で決まります。

例えば、八百屋さんにリンゴが10個あり、リンゴを欲しい人が3人しか居なければ、この3人は競合することなく全員が買えます。(1人で10個買う場合等は除き原則1人1個しか買わないと考えると)

では、逆の場合はどうでしょうか

八百屋さんにリンゴが3個しかなく、欲しい人が10人居たらどうなるでしょうか

買えない人が7人出てきます。そこで高いお金を出すから売ってくださいということになるのではないでしょうか

 

では、話を戻します。不動産の場合の価格は何で決まるか?

需要と供給です。不動産では需要(人口)と供給(土地)で決まります。

つまり、東京の場合ですと、供給(土地)が少ないのに需要(人口)が多いのが要因であると考えることができます。

では、東京の需要と供給が多いと言っても、具体的にどれぐらい多いのか定量的に調べていきます。下記のサイトを参照させていただきました。

都道府県市区町村:47都道府県のデータ

 

関東1都7県の人口密度

関東の中ではどうなのか。

 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬それぞれの面積と人口を比較していこうと思います。(人口密度は小数点以下四捨五入しています。)

東京

   人口:13,843,403人 面積:2,193,96km2

   人口密度:6,310人/km2

   都庁所在地:東京(新宿区) 人口:915,833人(世田谷区)

神奈川

   人口:9,179,835人 面積:2,416.16km2

   人口密度:3,799人/km2

   県庁所在地:横浜市 人口:3,748,473人

埼玉

   人口:7,322,645人 面積:3,797.75km2

   人口密度:1,928人/km2

   県庁所在地:さいたま市 人口:1,311,295人

千葉

   人口:6,268,585人 面積:5,157.61km2

   人口密度:1,215人/km2

   県庁所在地:千葉市 人口:980,019人

茨城

   人口:2,882,943人 面積:6,097.33km2

   人口密度:473人/km2

   県庁所在地:水戸市 人口:269,677人

栃木

   人口:1,952,926人 面積:6,408.09km2

   人口密度:305人/km2

   県庁所在地:宇都宮市 人口:519,171人

群馬

   人口:1,949,440人 面積:6,362.28km2

   人口密度:306人/km2

   県庁所在地:前橋市 人口:336,575人

 

このような状況です。いかがでしょうか。やはり、概ね人口密度が土地の価格に関与していると思われます。

(参考)大都市がある道府県の人口密度

ちなみに、参考までに愛知県、大阪府、福岡県のデータもご紹介します。

愛知

   人口:7,539,185人 面積:5,172.96km2

   人口密度:1,457人/km2

   県庁所在地:名古屋市 人口:2,326,252人

大阪

   人口:8,824,566人 面積:1,905.29km2

   人口密度:4,632人/km2

   府庁所在地:大阪市 人口:2,737,716人

福岡

   人口:5,111,494人 面積:4,986.51km2

   人口密度:1,025人/km2

    県庁所在地:福岡市 人口:1,591,123人

 

以上のように人口密度が高いエリアは不動産価格も高そうな傾向があるかと思われます。

 

まとめ

ここまで、東京の不動産価格について考えてきましたが、「家」は人間の生活とは切っても切り離せないものであり、また人生の買い物でも大きなお金のかかるものです。

その不動産価格の要因に人口密度は密接に関わっているのではないでしょうか。

私はいつかは夢のマイホームを購入したいと思います。